そもそも腱鞘とは

筋肉と骨をつなぐ腱が通る、トンネルのような組織のことを言います。

腱鞘は腱がなめらかに動くよう支える役割をしていますが、炎症が起こると腱鞘が厚く、狭くなってしまうため、腱がスムーズに通過できなくなります。

このような状態になることを腱鞘炎と呼び、親指の使い過ぎで起こることが多い「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」、屈筋腱に炎症が生じる「ばね指」などがあります。

 

症状は

手首の親指側に腫れや痛みが起こり、物をつかんだり、指を曲げる動作をしたりするとさらに強い痛みが生じます。

また、指の腱鞘炎が進むと起こる「ばね指」では、指を曲げたり伸ばしたりする際にばねのような引っ掛かりが生じ、手のひら側の親指や人差し指、中指の付け根などに痛みがみられることがあります。

 

主な原因として

腱鞘炎の主な原因は、手首や指の使い過ぎであると考えられます。

このため、スマートフォンやパソコンを長時間使用する人や、テニスなどのスポーツをする人、楽器の演奏を行う人、家事や仕事によって手を酷使する人などが腱鞘炎を発症しやすいと言われています。

そのほか、妊娠・出産期や更年期の女性ホルモンの変化が影響することから、20〜30歳代、50歳前後の女性で発症する方が多くいらっしゃいます。

 

放置しておくと指が動かなくなることもあります!

気になる方はぜひ一度ご相談ください!